前景・後景について

注意してください!!!
この前景・後景という言葉は、僕が説明用に勝手に作った造語です。
うち以外では通じません。よそで使わないでね。

はじめに
水中写真では自然光は青のみ。ストロボ光は7色。全く違う色です。
陸上写真では自然光は7色。ストロボ光も7色で同じ色。
この自然光の色の差が陸上写真と水中写真の決定的な差です。

1枚の写真の中でも、ストロボ光が当たる場所と当たらない場所があります。
水中写真では、自然光が青色だけしかないため、ストロボ光が当たる場所か当たらない場所かによって撮り方が全く変わってしまいます。

さて、まずここで知って欲しい事は、その見分け方です。まずは見分けが出来ないといけません。

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言葉の定義
僕の造語ですからここできちんと言葉の定義をしましょう。

 ★前景 ストロボ光がキチンと当たる部分のこと。 
被写体とその周囲。カメラから近い部分。

ストロボの光がとても多く、主にストロボ光の影響を受ける部分。
自然光の影響の少ない部分。

 ★後景 ストロボ光が当たらない部分のこと。
ストロボ光を反射する物体が何もない部分、主に海、水〜
ストロボ光が届かないほどとても遠く数m先にある岩・砂・サンゴなども含む。

ストロボ光はカメラに返ってこないため、ストロボ光の影響は全く受けない部分。自然光の影響だけを受ける部分。

 ★中景 前景と後景の中景。前景に比べてかなり弱いストロボ光が当たっている部分。
50cmから1〜2m先の岩・砂・サンゴなど。

ストロボ光と自然光の両方の影響を受ける部分

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3つのパターン

 ★前景のみ、後景なし  マクロ写真の場合ほとんどの写真がこれです。
被写体の周りに岩や砂・後にすぐサンゴや壁などがほとんどの場合あります。後景がない写真がほとんどです。

 ★前景と後景あり 中層に浮く魚、ハナダイなどを撮ると魚の周りは水だけの後景ありになります。
しかし,通常は適当に撮ると後景なしになる被写体の方多く、撮る人が構図を工夫して後景を作る事が多いです。

ヘビギンポを横から後景が出来る角度から撮る。
ウミウシを岩の頂点において横から撮る。
イソバナの上のガラスハゼを下からあおって後景を作る。
などなど・・・
 ★前景と中景のみ ハゼなどはこの代表。
周りの砂地はだんだんストロボが当たりづらくなっていきますが、全く当たらないわけでもなく・・・

地面の上のエビカニウミウシなどを横から頑張って撮ると後景なしの構図から中景が出来てきます。

前景のみ、後景なし・周囲は近くの岩

前景と後景あり・周囲はすべて水

前景と中景のみ・周囲は砂地


水中マクロ写真では、この前景・中景・後景の見極めが非常に重要です。

FやSSの設定の仕方、黒抜き・青抜き・ボケの作り方など、すべてにこの判断が必要になります。
これが出来るまでは次のページに進んではいけませんよ〜

難しそうですが慣れると意外に簡単です。パターンが決まってますから〜

まずは色々な写真を見て前景・後景・中景がどのようになっているかを見分けられるようになりましょう。


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