F・絞りについて

Fには、被写界深度を変える効果と自然光の量を変える効果の2つの効果があります。

水中写真マクロではFを変える時は被写界深度を変える効果だけで考えます。
自然光の量が変わる事はひとまずこの段階では完全に忘れましょう。(ご心配なくまた後で出てきますから・・・)

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100mmマクロレンズでは元から被写界深度が非常に浅いレンズです。絞りを変えると写真のぼけ方が一気に変わります。
下の写真を見てください。Fによって後ろの人形の見え方が激変しています。

右と左では後ろの人形のぼけ方が違います。これが被写界深度の差ですね。
被写界深度を浅くしたければFを開ければいいし、深くしたければFを絞ればいい訳です。
まぁこの辺は、自習してもらってるはずですのでさらっと流しましょう。

   F32 F22  F11  F8  F5.6  F3.3(開放) 
 ss1/200


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Fを絞る限界
Fはどんな時でも自由にF32まで絞っていい訳ではありません。
Fを絞ることができるのはあくまでもストロボの発光量が足りるところまでです。写真が露出アンダーにならない所まです。
下の写真を見比べてみて下さい。黒くなっている所が露出アンダーです。

  • 距離は30cm程度の場合、どの写真も適正な明るさになっています
  • 距離は60〜70cm程度の場合、F22の写真がフラッシュ光が足りず少し暗めです。F32の写真は完全に暗く露出アンダーになってます。
  • 距離は1〜1.2m程度の場合、F22・F32は完全にアンダー・F11は少し暗いですね。

 SS1/200  F32 F22  F11  F8  F5.6  F3.3(開放) 
 30cm
 60〜70cm
1〜1.2m


距離が遠くなればなるほどストロボ光の限界のため、Fの選択の幅は狭くなります。

  • 被写体までの距離が、最短距離ならばF2.8からF32位まで使えるでしょう。
  • 被写体までの距離が40〜60cmならばF2.8からF27位まで使えるでしょう。
  • 被写体までの距離が60〜80cmならばF2.8からF22位まで使えるでしょう。
  • 被写体までの距離が80〜〜1mならばF2.8からF16位まで使えるでしょう。


(この数値はストロボ2灯・ISO100での値です。ストロボの種類・位置・向き、レンズなどにより変わります。大まかな参考値です。実際に自分のカメラで撮って確かめてね。)


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Fを開けた時の注意
被写界深度が浅くなるのですから、ピントが合う幅はとても狭いです。1〜2mmとかになってしまいます。
少しでもずれたら使えない写真になってしまいます。
きれいにピントの合った写真を撮るのが非常に難しい撮り方です。失敗覚悟で撮ってくださいね。


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